薄い紙(薄葉紙)

日常的に使用されるコピー用紙は60〜70g/㎡程度、紙箱などは100g/㎡以上の紙ですが、こうした紙よりもっと薄い、30g/㎡以下の紙を薄葉紙と呼びます。

向こう側が透ける程度の薄さを持ちます。保険の約款などの印刷用紙に使用されることが多いですが、製品保護材としても使用されています。

最近ではアパレル業界やカフェ、菓子業界の各製品の梱包用にオリジナルデザインの印刷を施したものも多く普及してきました。これは印刷技術の向上が大きな理由ですが、需要の多様化により供給側も差別化を図る必要が生じたのも大きな理由です。

また、コンデンサに用いるコンデンサ薄紙,電気絶縁の目的で電線被覆などに用いる絶縁薄紙,タイプ印書に用いるタイプ用紙,カーボン原紙など産業分野でも様々な用途があります。