防錆紙

防錆紙は気化性防錆剤を紙に含浸させた紙です。

防錆紙で金属製の部品などを包装した際、含浸された防錆剤が紙からガスとして徐々に包装された内部に拡散、充満する事で金属表面に付着または吸着している湿気分(水分)に溶け込みます、その水分を介して防錆剤が保護している製品に物理的接することで、錆が発生しないような膜を形成します。この膜は錆の原因となる水や酸素の製品への接触を妨げ、錆にならないように保護します。

防錆紙は紙のため、包装製品を汚したり、傷つけることはありません。そのため、開梱後、製品を洗う必要もありませんので、手間を煩わせる事無く、お客様のトータルコストの削減にも役立っています。また、錆の原因となる湿気・水分を通さないようにしたポリエチレンラミネートのクラフト紙等も使用されています。