ヒートシール性

不織布のベースの原料と比較して融点の低い化学合成繊維を混ぜることで、ヒートシール性を持たせることができます。

具体的にはポリエステルがベースの原料にポリエチレン繊維を混ぜたり、ポリエステル繊維の周囲をポリエチレンの繊維が覆った芯鞘構造の繊維を使用することでポリエステルの強度を保ちながらヒートシール性も保有したシートを形成することができます。

それにより、ポリエステル並みの強度を持たせながらもヒートシール性を付与することができます。

また、不織布の表面に低融点ポリエステル繊維を使用し、ヒートシール性を持たせる一方で裏面にはパルプを使用した2層構造の湿式不織布などもあります。表面にヒートシール性、裏面に吸水性を持たせることで、吸水性を備えた袋を作ることも可能です。