耐アルカリ性

紙の主な原料である木材パルプは酸性、アルカリ性いずれに対しても強い耐性は持たないのが一般的です。

しかし、耐アルカリ性のビニロン繊維を使用したビニロン紙や、ポリオレフィン繊維を原料としてものは分子鎖中に持つOH基によりアルカリ性による攻撃を阻害します。

そのため、分子構造が壊れにくく、耐アルカリ性をもつことが可能です。

こうした耐アルカリ性をもった紙を作る事ができる製紙メーカーは非常に限られていますが、どのメーカーも非常に優れた品質を維持しながら安定的に供給をしています。

アルカリ電池のセパレータ用途等の分野で使用されています。