色付き

紙自体に色を付けたものです。

色付きの紙といえば折り紙や色付きのコピー用紙が一般的ですが、ほかにも色を付けた紙は多く存在します、

そもそも紙の原料となるパルプは木材からできており、その木材は当たり前ですが木の色、つまり茶色をしています。

その茶色の木材チップからパルプにする工程で白い紙にする場合は塩素などで漂白するため白い紙が出来上がります。

そのため、そのような漂白処理を施さない紙は茶色の紙は晒さない紙という意味で未晒と呼ばれます。

紙には上記のように白と茶色が主体となりますが、紙の製造工程であるパルプを水中で分散させる際に染料を投入し、着色することで任意の色に着色することができます。

紙自体に着色することで、紙の間の層にも色がしっかりと定着し、高級感を出す事ができます。

また、薄葉紙といった非常に薄い紙では紙全体にベタ印刷をしても色ムラなどが発生しやすいため、非常に加工が難しいものとなります。そのような紙でも紙自体に色を持たせることで、安定した品質のものを供給することができるのです。

しかし、パルプを分散させる水中に染料を入れるとその後の別の紙を生産する際に色が付着する恐れ等があるため、染色が可能なメーカーも多くはありません。

薄い紙であれば1t弱からお客様のご希望に合わせた特注の紙を作ることも可能ですので、そのようなご要望がございましたらお気軽にお問い合わせください。