透かし模様
透かした時に見える文様を持つ紙を指し、単に「透かし」ということもあります。
紙の原料が薄く乗っている部分が明るく、厚い部分が暗く見え、その光の濃淡で模様を識別します。
薄い部分だけで模様をつくっているものを「白透かし」、厚い部分・薄い部分を利用して模様をつくっているものを「黒透かし」と言います。
多くは手漉き和紙などで使見られますが、それだけでなく、機械抄きの紙にも多く使われていますが、作り方はメーカーによりそれぞれ異なります。
日本銀行で発行しているお札には「黒透かし」が使われていますが、法律によって「黒透かし」の製法を使用するには、特別の許可が必要でした。そのため、普通の用紙に使われている透かし模様はすべて「白透かし」となっていましたが、近年それが解禁され黒透かしが可能となりました。
偽造防止やデザイン性を付与するために使用されます。
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