遮光性
光を遮る性質を持ちます。アルミ箔貼合紙、黒色紙、着色塗工紙などがあります。
用途は感光材料(写真フィルム、印画紙、など)、食品(酸化しやすいスナック菓子、麺類、湿気やすいノリ、お茶など)、医薬品などの包装資材として幅広く使用されています。感光剤反応や食品の酸化を防ぐだけでなく、水分や酸素などからも守るという必要性もあり、高機能のバリア―資材ともいえます。
アルミ箔貼合紙はクラフト紙とアルミニウム箔をポリエチレンフィルムやポリエチレンテレフタレートフィルムなどで貼り合せた包装資材であり、優れた遮光性を示します。光をまったく通さないだけでなく、水蒸気や酸素も遮断します。黒色紙は対パルプ比5~20%のカーボンブラックを添加した紙でアルミ箔貼合紙同様の遮光能をもつのが特徴です。しかし、黒色紙もアルミ箔貼合紙も古紙再生には不向きです。
着色塗工紙は塗工層に有色顔料などで着色したものですが、現状の古紙設備においてはリサイクル可能な種類となっています。
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