難燃性
難燃性とは燃えにくい性質の事を指しますが、この「燃えにくい」という性質は非常に定義が曖昧です。この繊維の燃えにくさを示す指標として限界酸素指数(LOI=Limited Oxygen Index)があります。この指数は素材が燃えるために必要な最低の酸素濃度を示す値です。空気中に含まれる酸素は約21%のため、この21%、つまりLOI=21を超えるものは全て燃えにくいとされますが、LOIが26以上であればその繊維は自己消化性を有しているとされています。不織布に用いられる繊維でLOI=26以上に該当する一般的なものにはアラミド繊維や難燃ポリエステル、難燃アクリルなどがあります。またガラス繊維はLOIが非常に高いため、不燃繊維とよばれています。
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