濾過性

液体中に浮遊している個体の小さな粒子を不織布を通して捉えるタイプと、

気体中から補修するタイプや、水中の油を分離するタイプ等があります。

求められる不織布の性能としては捉える粒子の径に応じた不織布の孔のサイズと

劣化するまでの寿命が用途に適していることなどがあります。紙とは異なり、繊維が強く、

液体に対する耐性を不織布は持つため、幅広い業界で使用されています。

例えばPPS繊維は耐熱性はそれほど優れないものの、耐薬品性に優れているため、

高温フィルター素材での需要は多くなっています。

最近ではナノファイバーの開発が進んでおり、これを用いることで非常に孔径の小さな

不織布を製造することが可能となります。このナノファイバー不織布を用いた超高性能の

フィルター用途の開発が今後期待されます。