異素材混抄

混抄とは異なる複数の原料を混ぜ抄紙する技術のことを言います。

機能性素材サンドする方法と他の素材と一緒に混ぜ合わせて紙をつくる方法があります。

サンドする方法は、意図した素材を他の素材で挟み込むようにして多層化することを指します。

その結果、素材が脱落しにくくなり効果が持続します。また、表面のその中間層、または表面と裏面にそれぞれ違う性質をもたせることで、例えば表面で吸収した水分を中間層で保持させ、表面に戻らない様な設計にしたり、表面に疎水性、裏面に浸水性を持たせたりすることも可能です。

他素材と一緒に混ぜ合わせる方法の具体例としては、紙の原料となるパルプを水中で分散させる工程で木粉やお茶の葉、活性炭などの混ぜ合わせが挙げられます。

混ぜ込む素材や、仕上がった紙の厚みや紙自体の特性により得意なメーカーは異なります。