吸油性

吸油性とは、油を選択的に吸収する性質を持ちます。

吸油は油を吸う原理によって3つに分類されます。

1つ目が吸蔵タイプで繊維の区間における毛細管現象を利用して油を吸収保持させるもので、吸収速度が速いのが特徴です。2つ目はゲル化タイプで油に加熱溶解したのちに冷却して固形化させるもので、家庭での揚げ油の処理などに使用されます。3つ目が吸着タイプで、分子間に油分子を取り込んで自己膨張するものです。

吸油材はポリプロプレンやポリスチレンなどの合成系とパルプ、麻などの天然系に分けられる。吸油性材料には、出来るだけ多くの種類、多くの量を吸収し、安価、そして焼却しても有害ガスが発生しないなどの特性が求められます。